あの角を | 月花星月

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詩と写真を中心にした月花星(a sa no)のブログです。

暑い日が永遠に続く。

地球環境の温暖化は、とうとう気温でヒトの命を脅かすまでに蓄積していた。

しかしもうずっと前から、こうなることは予測していた。

おおよそ、40年前から、温暖化とその原因がヒトの産業活動だともわかっていた。
当時、今で言う「中二病」の私は、将来は地球環境を改善と新エネルギーの開発を仕事としたいと、独学の電気工学とニューサイエンスサイドの新エネルギー開発を夢見てその道を目指していた。

しかし、ちょっとした条件と周囲の空気より曲がり角をまるで考えもしていない方向へ進む。
まだギリギリ景気が良かったせいもあり、地球環境も電気工学も諦めて、地球環境とは相反するが好きだった車の趣味に没頭して、ガソリンを消費し二酸化炭素をまき散らした。
それはそれで、そこそこ納得のいく結果に終える。

しかし40年前に予測したのと大きく変わらないような未来が今現実化してみると、30年前に眼前に現れた選択肢は、無理にでも捻じ曲げて、思った進路をとるべきだったのではなかろうか?と今更、ちょっとだけ悔いるのだ。

自分が運良く研究者になれていたとしても、この環境が改善できたとは思えないが。

しかし違和感感じるのは、温暖化の原因などとうの昔から解っているのに、なぜ数十億の人間の誰もがそれに対応した社会構造に転換する行動をとらないのだろう。
それどころか、そんなことはまるで耳から入らないくらい無視してしまうのだろう。

滅びが決まってでもいて、避けないように作られたように。

エアコンで一時しのぎしても、魔法瓶の中でエアコン使っているようなものなのに。

文明の不思議。