いろいろな寫眞機カメラがいつも黒くてメカニカルでなければいけないわけではないと思う。日本語にすれば、寫眞機だいっそ、その装いも日本語にすれば、機械であるカメラというモノの見方も変わるかもしれない。寫眞機という、機械的で化学的で、被写体と撮影者の関係という「感情」までが混沌と混じりあった「世界」の一部が、少し華やかならば、写し出される表情もその関係も頬に紅さすものに変わるかもしれない。ロマンスな寫眞機。